【超低出生体重児③】三男の具合が悪い原因は私の絨毛膜羊膜炎だった

超低出生体重児

妊娠27週、体重803gという超低出生体重児として生まれた、我が家の三男坊のお話です。

前回では、生まれた直後は結構いい調子だったのに、出生後1か月たったらなぜか呼吸や全身状態が悪化してしまった三男についてをお話ししました。

前回のお話はこちらです。

今回は、具合が悪くなった三男の状況と、その原因についてをお話しします。

医療的な用語や病名などが出てきますが、あくまでも私が体験した範囲の内容である旨をご理解くださいね。

三男の具合が悪い原因は私

NICUの主治医が、三男の病状を説明するためにまず白い紙に書いたのは、CAMというアルファベット3文字でした。

CAMとは、絨毛膜羊膜炎のことです。

絨毛膜羊膜炎というのは、細菌感染が赤ちゃんを包んでいる卵膜まで達した状態のことをいうそうです。

詳しくはこちらをご覧ください。

絨毛膜羊膜炎とは?原因や症状は?MOONY

絨毛膜羊膜炎は破水や早産の原因になり、炎症によって起きるサイトカインというのが赤ちゃんにいろいろな影響を及ぼすことが分かっているという話でした。

私はてっきり三男のことを話しているのだと思って先生の話を聞いていたので、しばらく自分のことを話していることに気が付かないという大ぼけです。

絨毛膜羊膜炎の影響

炎症の影響を受けた胎児は、通常の週数よりも成熟しているのだそうです。

外の世界に適応できるように成長を早ているみたい、と先生はおっしゃいました。

私の場合は2日間のステロイド注射をしたこともあり、27週で生まれたけれど自発呼吸の回復が早くて驚いたそうです。

悪い方の影響は

サイトカインが悪さをするのは全身ですが、主にダメージがあるのは脳と肺です。

三男の場合は、脳への影響は今のところ大きなダメージは見受けられないのは良い材料だとのお話でした。

ただ、その分のダメージも肺に行っているというくらい肺が悪いとのこと。

生まれた時は比較的よい状態だったものが、生後3週間して悪くなっていったのも良くない材料ということです。

絨毛膜羊膜炎の程度

感染の強さを示すステージは、3つしかない内の一番上の3と書いてあり、グワンとめまいがしました。

三男の具合が悪いのは私のせいだということが確定です。

胎盤の病理検査でわかったことなので、入院中にどうにかできることではなかったと主治医になぐさめられました。

ただ、破水の原因であった可能性もあるとのことでした。

三男の状態は3年に一度の悪さ

今まさに具合が悪い三男ですが、簡単にいうと肺炎を起こした状態のようなものだそうです。

レントゲンを見せてもらうと、小さな両肺のほとんどの部分が白くもやもやとしていました。

肺の細胞が潰れたりして機能せず換気がうまくできない状態で、程度としては「3年に一度の悪さ」とのこと。

この大きい病院で3年に一度じゃ、地元じゃ10年に一度のレベルだなと感じました。

同じ症状のグループには人工呼吸器をつけて退院する子もいるから、そのつもりでとのお話です。

人工呼吸器ではなくても、酸素を付けて帰るのは間違いないと断言されました。

超低出生体重児に多い体へのダメージについて

小さく生まれた赤ちゃんは、体のいろいろな部分が未熟です。

主治医が今のところの状態を教えてくれました。

未熟児網膜症

超低出生体重児にはほぼ必発である、網膜の成長異常です。

入院中に定期的に目の検査をして、視力に支障が出る血管をレーザーで焼いて処置をします。

三男は今のところは指摘なしですが、具合が悪くて今は検査できないとのことで、心配です。

右耳がなかなかテストをパスしなくてヒヤヒヤしたとのことでしたが、両耳とも聞こえているようです。

消化管機能障害

便もよく出て、ミルクと混合でも腸にダメージが見受けられないとのことで、問題ないだろうという診断です。

よかったぁ。

脳へのダメージ

小さく生まれた子は少なからず脳にダメージがあるといわれました。

特に生まれて2日間は、生まれたショックで脳内に出血を起こす確率が高いとのことでした。

その間面会はできませんでしたが、CTでは脳内出血や空洞などは見当たらないと聞きひとまず安心していました。

脳室の隙間も普通の?超低出生体重児並とのことです。

ほかの兄弟に刺激を受けて暮らすことも、よい刺激となって好材料ともいわれました。

肺へのダメージ

肺はすごく悪いです。人工呼吸器はいつ外れるかわかりません。

換気のために人口呼吸器で酸素を送ると少なからず肺がダメージを受けるし、酸素が多すぎると脳に良くないという大変な状況です。

三男のベット脇にそびえ立つ機材は、一酸化窒素を混入するためのものとのことで、この治療法に反応があってよかったと主治医は言っていました。

怖いことですが、次の手がない状況だったようです。

心臓

未熟児動脈管開存症という、これも超低出生体重児の半数が治療を受けるという心臓の症状もクリアしました。

普通の赤ちゃんなら生まれたあと自然に閉じる血管が、小さく生まれた赤ちゃんはなかなか閉じないそうです。

ただ、今は具合がわるく肺高血圧の状態のため、心臓にも負担がいく可能性があるとのことでした。

腎機能

もともとはおしっこは良く出ていたので心配していませんでしたが、今はむくみで100g以上体重が増えています。

ひとまず利尿剤を投与して様子をいているとのことでした。

ヘルニア

これも超低出生体重児に必発と言われるものです。

三男には鼠径ヘルニアがあります。いずれ手術になる予定です。呼吸状態が回復するまではなにもできないそうです。

出てしまっている腸が戻らなくなったら緊急手術をすると聞いています。

今後の成長は

ゆっくりなのは確定です。

小学校までにキャッチアップ(誕生日でみた成長度合いに追いつくこと)するつもりでいるようにといわれています。

修正月齢といって、出産予定日から算出する月齢を用いてしばらくは様子をみるようです。

成長度合いは修正でみるけれど、公費の予防接種や検診、進級などの公的なものについては誕生日で行います。紛らわしいけど、修正というのは便利な言い方だなと思います。

小学校までフォローアップ体制

小学校卒業くらいまでは定期受診をして様子を確認していくとのことでした。

発達障害などの障害が後から出てくることも珍しくないそうですが、歯切れの悪い言い方だったので統計がないのかなと感じました。

主治医の先生は、退院後の通院を考えて、通いやすい病院への転院も考えて下さっていました。ありがたや。

闘病の始まり

生まれた直後は、小さいだけで意外とすんなり大きくなるかもと思えた三男ですが、一か月後はたくさんの機械に命を繋がれている状態となりました。

私にできることは搾り取った母乳を持っていくことと、両手で三男の背中をホールドして祈ることだけです。

三男のお話はまだ続きます。よかったら読んでいってくださいね。


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